コウモリ 2020 6 27

 新型コロナウイルスの流行によって、
コウモリは、世界中で「嫌われもの」となってしまいました。
新型コロナウイルスがコウモリ由来とされているからです。
 さて、コウモリというと、
洞窟に生息しているイメージがあるでしょうが、
実は、違うのです。
 私が生まれた地域は、
広大な田園地帯に集落が点在しているところです。
 子供の頃は、昆虫採集をしていましたが、
夏の昼間は、気温が高いので、
夕方、涼しくなってから出かけました。
 そうすると、鳥のようなものが飛んでいました。
しかし、飛び方が奇妙だったので、
両親に聞いてみると、コウモリだったのです。
 夕方、薄暗くなってくると、
かなりの数のコウモリが飛んでいました。
何匹かは、威嚇のためか接近してくるコウモリもいました。
 そういうわけで、私の子ども時代は、
コウモリは、身近な存在だったのです。
 一方で、コウモリは、感染症の原因となる病原体を保有しているとされます。
もちろん、コウモリから直接、人間には感染しないと言われています。
 ただ、よく覚えていませんが、
昆虫採集の際に、コウモリの排せつ物に触れたことや、
コウモリに噛まれたことがあったかもしれません。
 このような体験が、
今回の新型コロナウイルスの流行に対して、
どのように役立つかわかりませんが、
昔は、田舎の人にとっては、コウモリは身近な存在でした。
 そういえば、真夏なのに風邪をひいて高熱を出す人がいました。
子どもの私は不思議に思って、
「なぜ、夏なのに風邪をひく人がいるのか」と両親に聞いたら、
「扇風機をつけっぱなしにして寝ると風邪をひくのだ」と言われました。
そういうわけで、私は、今でも、扇風機の風が直接当たらないようにしています。

















































































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